Bloombergのマーク・ガーマン氏が、折りたたみ可能なディスプレイを搭載したiPadは、発売が遅れるようだと伝えています。

数年前よりAppleは18.8インチまたは20インチのディスプレイを搭載したiPadとMacBookのハイブリッドのようなフォルダブルデバイスを開発していると噂されており、早ければ2026年にも登場すると期待されていました。

ガーマン氏によると、直近ではフォルダブルiPadの発売は2028年に予定されていたそうですが、重量、機能、ディスプレイ技術に関する技術的な問題に直面しており、2029年以降に延期されたそうです。

フォルダブルiPadは、内側に約18インチの折りたたみ可能なOLEDディスプレイを搭載し、価格は13インチiPad Pro（1,299ドル/218,800円〜）の約3倍に達するようです。

プロジェクト関係者によると、フォルダブルiPadは18インチの折りたたみ可能なディスプレイを搭載したHUAWEI MateBook Fold（価格は約510,000円）に似ているそうです。

Bloombergのマーク・ガーマン氏はニュースレターの「Power On」にて、AppleはiPhoneの20周年にあたる2027年に有望な新製品を投入する予定であると伝えています。

Appleは2027年までに、折り目がほとんど目立たないフォルダブルiPhoneや、ディスプレイに切り欠きがなく、ほぼガラスでカーブしたiPhone、Visual Intelligence機能を搭載した非ARスマートグラス、カメラを搭載したAirPodsやApple Watchなどを発売する予定とのことです。

The Informationは先週、Appleは2026年秋にフォルダブルiPhoneを発売し、2027年にはカメラとFace IDをディスプレイ下に埋め込んだiPhoneを発売する予定であると報じています。

フォルダブルiPhoneについては、香港TF International Securities社のアナリストであるミンチー・クオ氏も2026年下半期に登場すると予想しており、折りたたんだ際の厚さが9〜9.5mm、開いた状態では4.5〜4.8mmとなり、厚みや内部スペースの制約からFace IDの代わりにサイドボタンにTouch IDが搭載され、内側に折り目のない約7.8インチのディスプレイ、外側に約5.5インチのディスプレイを搭載、背面カメラは2眼構成となるとしています。

AppleはフォルダブルiPhoneに加え、折りたたみ可能な18.8インチディスプレイを搭載したMacBookとiPadのハイブリッドも開発していると噂されていますが、ガーマン氏によると発売は2028年以降になる見込みとのことです。

ハードウェア以外では、Apple Intelligenceが強力なAIサーバー向けチップによりユーザ体験が向上し、Siriは大規模言語モデルを採用したバージョンに移行するそうです。

ロボットアームを備えた卓上型ホームデバイスも2027年までに登場するようで、このデバイスには個性を備えたAIアシスタントが搭載されるそうです。