Bloombergのマーク・ガーマン氏は、Appleのハードウェアテクノロジー担当上級副社長であるジョニー・スルージ氏が退任を検討していると伝えています。
関係者によると、ジョニー・スルージ氏は最近、近い将来の退任を真剣に考えていることをティム・クック氏に伝えたとのことです。クック氏はスルージ氏を引き留めるために、高額な報酬パッケージやより責任の重い役職を提示しているとのことです。
スルージ氏は同僚に引退ではなく移籍の意向を伝えているそうですが、社内の一部では、スルージ氏はCEOが変わる環境で働きたくないと考えているとの声もあるようです。
ジョニー・スルージ氏は、2008年にAppleに入社して最初のApple初の自社設計システムオンチップ「A4」の開発を主導し、その後はAppleシリコンや、バッテリー、カメラ、ストレージコントローラ、センサー、ディスプレイなどの開発を統括しています。
また、AppleではCEOの後継者計画が進められており、ティム・クック氏の退任も噂されていますが、クック氏に近い人物によれば、すぐに退任する可能性は低いとのことです。
クック氏が退任する場合は会長職に移行するとされており、後任のCEO候補としては、ハードウェアエンジニアリング担当上級副社長のジョン・ターナス氏が最有力とみられています。